遺言の見本や雛形8
外側 | 封筒 | (0) | 総合例 |
---|---|---|---|
(1) | 妻に全部あげる | (9) | 相続人が不仲である |
(2) | 妻に不動産、子供に預貯金を相続させる | (10) | 身体障害者の子供がいる |
(3) | 相続割合を指定する | (11) | 子供の認知 |
(4) | 内縁の妻にすべてあげる | (12) | 介護でお世話になっている方 |
(5) | 個人事業主の方で長男に全てを譲る | (13) | 行方不明の推定相続人がいる |
(6) | 株式会社の経営を長男に全てを譲る | (14) | 介護でお世話になっている方に |
(7) | 相続人の廃除 | (15) | 葬儀やお墓に希望がある |
(8) | 予備的遺言を入れる | (16) | 永代供養を考えている |
予備的遺言を入れる
遺 言 書
大津純一郎は、次のとおり遺言する。
第1条
大津純一郎は、わたしの有する一切の財産を、妻大津めぐみ(昭和33年12月15日生)に相続させる。
第2条
わたしの死亡以前に妻大津めぐみが死亡したときは、わたしの有する一切の財産を、弟大津陽一(昭和35年3月17日生)に相続させる。
私は、上記のとおり全文を自書で書き下ろし、署名押印する。
平成○○年7月27日
住所 大阪市大正区滋賀亀岡町14番地18
本籍 滋賀県大津市亀岡狸川大阪町5番地63
氏名 大津純一郎 印
昭和34年10月18日生れ
補足
予備的遺言とは、推定相続人や受遺者が遺言者より先に死んだ場合に備えた二次的な防御策です。
子供のいない夫婦などで、配偶者に全てを相続させるということを夫婦相互が書いておき、予備的な文言を加えた文例です。財産の行き場所がなくなることのないように、予備的遺言をしておきましょう。
※ 注意
書き方については、縦書き、横書きは問いません。
書くものについては、筆、ボールペンなど書くものは何でもかまいません。ですが、鉛筆書きは第三者が勝手に内容を変更したりすることができるので、原則有効ではありません。
また用紙には、長い年月の保存に耐えうる用紙を使用することが望ましいといえます。
用紙についても、和紙・洋紙など何でもかまいませし制限はありません。ただ、長期にわたって保存する恐れがあるので、長い年月の保存に耐えうる用紙を使用することが望ましいといえます。また、用紙が複数になった場合は、用紙と用紙の間に契印を押してください。