遺言の見本や雛形2
| 外側 | 封筒 | （０） | 総合例 |
|---|---|---|---|
| （１） | 妻に全部あげる | （９） | 相続人が不仲である |
| （２） | 妻に不動産、子供に預貯金を相続させる | （１０） | 身体障害者の子供がいる |
| （３） | 相続割合を指定する | （１１） | 子供の認知 |
| （４） | 内縁の妻にすべてあげる | （１２） | 介護でお世話になっている方 |
| （５） | 個人事業主の方で長男に全てを譲る | （１３） | 行方不明の推定相続人がいる |
| （６） | 株式会社の経営を長男に全てを譲る | （１４） | 介護でお世話になっている方に |
| （７） | 相続人の廃除 | （１５） | 葬儀やお墓に希望がある |
| （８） | 予備的遺言を入れる | （１６） | 永代供養を考えている |
妻に不動産、子供に預貯金を相続させる
遺 言 書
遺言者 田中隆二は、次のとおり遺言する。
第１条
下記の不動産は妻の田中恵美（昭和30年6月15日生）に相続させる
（１）土地 所在 滋賀県大津市亀岡宿場町５丁目
地番 16番8
地目 宅地
地積 170平方メートル
（２）家屋 所在 滋賀県大津市亀岡宿場町５丁目
家屋番号 ２１３番
種類 居宅
構造 木造瓦葺2階建
床面積 １階121平方メートル
２階85平方メートル
第２条
長女 田中京子（昭和44年4月12日生）に以下の財産を相続させる。
１ 東京帝国銀行草津支店に対して有する遺言者名義の普通預金債権全部
２ 琵琶湖銀行大津支店に対して有する遺言者名義の普通預金債権全部
３ 北新地銀行亀岡支店に対して有する遺言者名義の普通預金債権全部
第３条
長女 田中三太（昭和47年4月17日生）に以下の財産を相続させる。
１ 祇園銀行亀岡支店に対して有する遺言者名義の普通預金債権全部
第４条
次男 田中孝一（昭和45年3月15日生）に以下の財産を相続させる。
うな丼株式会社 株式5000株
大阪電鉄 株式10000株
大津疎水鉄道株式会社 株式10000株
第５条
前各条以外の一切の財産は、全て妻の田中恵美が相続する。
第９条
遺言執行者には下記の者を指名する。
住所 京都市中京区西ノ京東月光町4番地26
氏名 大島 真一
職業 行政書士
なお、上記の者の遺言執行の報酬は金○万円とし、妻恵美の相続分より支払うこととする。
私は、上記のとおり遺言したので、全文を自書で書き下ろし、署名押印する。
平成○○年5月14日
住所 滋賀県大津市亀岡町３丁目4-16
本籍 滋賀県大津市藤井橋朱雀町２丁目5-16
氏名 田中隆二 印
昭和35年8月12日生れ
補足
子供のいる夫婦などで、配偶者に全てを相続させたい場合に使う文例です。「一切の財産」には、不動産、預貯金、動産など全てが含まれます。
※ 注意
書き方については、縦書き、横書きは問いません。
書くものについては、筆、ボールペンなど書くものは何でもかまいません。ですが、鉛筆書きは第三者が勝手に内容を変更したりすることができるので、原則有効ではありません。
また用紙には、長い年月の保存に耐えうる用紙を使用することが望ましいといえます。
用紙についても、和紙・洋紙など何でもかまいませし制限はありません。ただ、長期にわたって保存する恐れがあるので、長い年月の保存に耐えうる用紙を使用することが望ましいといえます。また、用紙が複数になった場合は、用紙と用紙の間に契印を押してください。
